PowerShot G7Xのここがスゴイ!RX100M3との比較 12項目

Canon PowerShot G7X

このエントリーでは小型軽量なボディに1.0型センサーとを搭載したキヤノンの高級コンパクトデジタルカメラ PowerShot G7Xの魅力について、ライバルとなるSONY RX100シリーズとの比較なども交えつつ、12項目に分けて語ってみたいと思います。

目次

高級感あふれる洒落たデザイン

RX100とPowerShot G7Xは両機ともシンプルでスマートなデザインですが、G7Xの方はシンプルながらも細部の装飾が非常に凝っていますね。特に目を惹くのはシャッターボタンやモードダイヤルの付け根に施された赤いラインで、これが単純な塗装ではなくて、切削加工を施したアルミを赤く染め上げる「アルマイト処理」だそうで、なんとも言えない高級感があります。ちょっとキザな感じがするので好みが別れるかもしれませんが、とっても洒落ています。

また、トップカバーとボディのと表面処理を変えてオシャレ感を出しつつ、同時に実用性を高めている点も良いです。ボディ側はレザートーン塗装で滑りづらくなっています。操作系のパーツ類もローレット処理スピンカット処理が施されており、高級感を感じさせますね。

Canon PowerShot G7 X

24-100mm F1.8-2.8の大口径レンズ

RX100シリーズのレンズは、初代M1と2代目のM2が「28-100mm F1.8-4.9」、3代目のM3が「24-70mm F1.8-2.8」でしたが、PowerShot G7Xは「24-100mm F1.8-2.8」というスペックなので、RX100シリーズ3世代の”いいとこ取り”をした格好になっています。また、G7XのレンズにはLレンズのようなSWC(ナノ技術を駆使したコーティング)ではないものの、最先端の多層コーティングが施されていますので、ゴーストやフレアに強く、耐久性に優れた表面硬度を持っています。

Canon PowerShot G7 Xの24-100mm F1.8-F2.8の大口径レンズ

2020万画素 1.0型 CMOSセンサーによる高画質

PowerShot G7Xは、ここ数年の高級コンデジ市場を席巻していたSONY RX100シリーズにCanonがガチンコで勝負をしかけた意欲作ですが、センサースペックは10万画素の違いしかないので、そのスペックなりに描写性能も同等という印象です。もちろん精緻に見ていくとそれぞれに特性がありますが、一般的な鑑賞方法でその差に気づけるのは一部の専門家だけです。通常の使用で気になるレベルではありません。ボディサイズ比で測る画質のパフォーマンスは一眼レフを凌駕していると言っても過言ではない、驚異的な高画質だと思います。

最新の映像エンジン「DIGIC 6」を搭載

G7Xには最新の映像エンジン「DIGIC 6」が搭載されています。通常撮影における高画質化への貢献はもちろん、ISO125~12800の高感度性能、ノイズとディテールを的確に切り分けるノイズリダクションなどにおいて優れたパフォーマンスを発揮します。また、星空モード(後述)やクリエイティブショット、フルハイビジョン動画撮影機能など、G7 Xの多機能化も担っています。ちなみにRX100M3の映像エンジンはSONY最新の「BIONZ X」ですが、単純な比較はできない項目なので言及は自重します。

Canon PowerShot G7 X

円形に近いボケ味が楽しめる9枚羽根絞り

1.0型センサーはAPS-Cと比べて3分の1程度の小ささになるのですが、それでもF1.8-2.8ともなれば背景は結構ボケます。G7Xは9枚羽根の絞りを搭載しているので、結構円形に近いボケが楽しめます。一方、RX100の方は枚数こそ7枚と少ないものの円形絞りが採用されているので、ボケの形はRX100の方が綺麗です。

Canon PowerShot G7 X 円形に近いボケ味が楽しめる9枚羽根絞り

画面の80%以上をカバーする高速31点AF

PowerShot G7Xは画面の縦80%x横84%という広いAFカバーエリア31点AFフレームで自由な構図のAF撮影が楽しめます。RX100の方はAFカバーエリアのパーセンテージは公表されていませんが、実機を触ってみると明らかに狭いですし、AFフレームが25点ですので、構図の自由さはG7Xの方が上です。

Canon PowerShot G7 X

タッチパネルが搭載されている

画面へのタッチ操作でAF位置を調整できるタッチパネルが採用されています。タッチシャッターも可能なので、構図を合わせてピントを合わせたい場所をタップするだけで撮影が完了します。また、画像の閲覧や各種機能の設定もスマートフォン感覚でタッチ操作できます。検出方式はスマートフォンと同じ静電容量方式なので快適です。※RX100はタッチパネル非対応です

Canon PowerShot G7 X タッチパネル

コントローラーリングが搭載されている

ズームレンズを操るような感覚で設定の変更や調整が可能なコントローラーリングが搭載されています。TvやAv、ズームなど、よく使う機能を割り当てることができるので、撮影者の好みの操作性にカスタマイズすることができます。綾目のローレット処理が施されているためグリップ性も良く操作は快適です。一方、RX100にもコントロールリングが搭載されていますので、この辺りの操作性は同等です。

Canon PowerShot G7 X コントローラーリング

露出補正ダイヤルが搭載されている

AvモードやTvモードで撮影している時にカメラのAEが判断した露出が気に入らないことがままありますが、G7Xには物理的な露出補正ダイヤルが独立して配置されているので、露出の補正が簡単に行えます。ダイヤルはモードダイヤルと同じ場所に段違いの形で配置されていますが、ローレットの幅や角度に配慮されていますので誤操作なく使えます。※RX100には露出補正ダイヤルはありません

Canon PowerShot G7 X 露出補正ダイヤル

液晶が上方向に180度チルトする

上に180度チルトする液晶モニターが採用されていますので、最近流行りの自分撮りも可能です。スペックは3.0型 104万ドットで、アスペクト比は3:2です。一方、RX100の液晶モニタは下にも45度動きますし、ドット数が122.88万ドットになりますので、液晶モニターの性能ではRX100に軍配があがります。

Canon PowerShot G7 X 180度チルトする背面液晶モニター

60fpsの滑らかなフルHD動画が撮れる

G7Xは60fpsフルHD動画を撮影することができます。大抵のカメラはフルHD対応ですがフレームレートは30fpsが殆ど(RX100も30fps)なので、他のカメラよりも2倍なめらかな動画を記録することができます。また、ビットレートはビデオカメラに並ぶ約35Mbpsですので、高精細なフルハイビジョン動画を楽しむことができます。

Canon PowerShot G7 X 60fpsの滑らかなフルHD動画が撮れる

さらに、光学ブレ補正、平行移動時の電子ブレ補正、水平・縦回転の歪み補正などが強化された「ダイナミックIS」が搭載されていますので、手ブレの少ない美しい動画を撮影することが可能です。

Canon PowerShot G7 X ダイナミックIS

誰でも天体撮影が楽しめる星空モード

コンパクトデジタルカメラでは難しかった天体撮影がG7Xでは自動で行えます。表現意図に合わせて、「星空ポートレート」「星空夜景」「星空軌跡」「星空インターバル動画」から好きな撮影モードを選びシャッターボタンを押すだけで、誰でも簡単に美しい星空写真を撮ることができます。この機能はRX100にはありません。

Canon PowerShot G7 X 誰でも簡単に星景撮影が楽しめる

まとめ

上でご紹介してきた通り、PowerShot G7Xは相当良いカメラで、これまでコンデジカテゴリでトップだったRX100M3と比較しても遜色ない性能があると思います。というか、EVFの有無や液晶モニターの画素数や可動域では一歩譲るものの、焦点距離やAFカバーエリア、測距点数、動画のフレームレート、タッチパネルではG7Xが優位ですし、何と言っても価格がRX100M3より安い!この両機で迷われている方も多いと思いますが、私としてはEVFが必要無い人は断然PowerShot G7Xをオススメしたいです。

PowerShot G7X, RX100M3 スペック比較

メーカー Canon SONY
機種 PowerShot G7 X DSC-RX100M3
価格.com ¥56,299 ¥75,640
発売日 2014.10.3 2014.5.30
撮像素子 1型CMOS
裏面照射型
1型CMOS
裏面照射型
有効画素数 2020万画素 2010万画素
焦点距離:広角 24mm 24mm
焦点距離:望遠 100mm 70mm
F値:広角 1.8 1.8
F値:望遠 2.8 2.8
絞り羽根 9枚 7枚*円形絞り
光学ズーム 4.2倍 2.9倍
デジタルズーム 4倍 44倍
シャッター
スピード
1-1/2000秒 1-1/2000秒
AF測距点 31点 25点
ISO感度 125-12800 125-12800
拡張:80,100,
25600
最短撮影距離 5cm(標準)
5cm(マクロ)
5cm(標準)
液晶モニタ 3.0型
104万ドット
3.0型
122.88万ドット
モニター可動 上180度 上180度・下45度
電子ファインダー 無し 144万ドット
撮影枚数 210枚 320枚
動画撮影サイズ 1920x1080 1920x1080
動画フレームレート 60fps 30fps
最長撮影時間 メモリに依存 約50分
フレームレート 60fps 60fps
手ブレ補正 光学式 光学式
Wi-Fi
自分撮り機能
AF自動追尾機能
タッチパネル
サイズ(mm) 103x60.4x40.4 101.6x58.1x41
総重量 304g 290g