E-M5 Mark IIはここが変わった!E-M5 比較レビュー17項目

OLYMPUS O-MD E-M5 mark II

2015年2月下旬発売予定のオリンパス ミラーレス一眼の最新機種「OLYMPUS O-MD E-M5 Mark II」について、先代のE-M5と比較して何処がどう変わったのか、17個の項目にわけてご紹介いたします。

目次

操作性がフラッグシップ機並になった

操作系のレイアウトが一新され、ボタン類も増え、フラッグシップ機であるE-M1に近い操作性になりました。具体的には、Fn3ボタン、Fn4ボタン、プレビューボタン、ハイライト/シャドーボタン、ライブビューボタン、AEL/AFLボタン、HDRボタン、外部フラッシュ端子、モードダイヤルロックなどが増えました。デザインもモダンな雰囲気になってワンランク上がった感じです。下にE-M5 Mark II、E-M5、E-M1の操作系パーツ一覧をまとめましたのでご参考下さい。

E-M5 Mark II 上面の画像

操作系パーツの種類まとめ

機種 E-M5 II E-M5 E-M1
フロントダイヤル
リアダイヤル
モードダイヤル
モードダイヤルロック -
Fn1ボタン
Fn2ボタン
Fn3ボタン - -
Fn4ボタン - -
ハイライト/シャドー - -
外部フラッシュ端子 -
プレビューボタン -
シャッターボタン
ムービーボタン
セルフタイマーランプ
/AFイルミネータ
MENUボタン
十字ボタン
OKボタン
INFOボタン
再生ボタン
視度調整ダイヤル
削除ボタン
ON/OFFレバー 天面 裏面 天面
ライブビューボタン -
レバー(背面) -
AEL/AFLボタン -
ワンタッチ
ホワイトバランスボタン
- -
AF/測光モードボタン - -
連写/セルフタイマー
/HDRボタン
HDRのみ -

ボディ内5軸手ブレ補正が進化した

オリンパス公式の製品ページにあるボディ内5軸手ブレ補正の説明文には「あらゆる種類の手ぶれを補正する、5軸手ぶれ補正機構が進化。世界最高となるシャッター速度5段分の補正性能を実現しました。」とあるのですが、先代E-M5の時から5軸補正でしたし、補正効果も最大5EV(つまりは5段)でしたので、具体的な数値で手ブレ補正機能の進化は示されていないのですが、”撮影状況次第で最大5段の効果”だったものが、”どんな状況でも5段分の効果”が得られるようになったという感じでしょうかね。

画像処理エンジンがTruePic VIIになった

画像処理エンジンがE-M1と同じ最新の「TruePic VII」になりました。様々な撮影状況に応じて最適化されるシャープネス処理、色収差補正処理、色補完処理、偽色低減処理などを駆使して美しい画像が生成されます。また、オリンパス独自の画像処理技術「リアルカラーテクノロジー」により、色再現が難しいエメラルドグリーンや黄色などの特定色をより忠実に再現します。⇒実写サンプルはコチラ

TruePic AF

EVFが144万から236万ドットになった

電子ビューファインダーの画素数が144万ドットから236万ドットになり、ファインダー倍率が約1.15倍から1.48倍(35mm判換算 0.74倍なのでフルサイズ一眼レフに匹敵!)になって、大きく美しい見心地のファインダーに進化しました。また、明るい日中や夜間でも快適な見え心地を実現する「キャッツアイコントロール」や、自由自在に色を操る「カラークリエーター」など、E-M1に搭載されていた機能も実装されています。

ファインダー倍率0.74倍、236万ドットに進化した電子ビューファインダー

撮影タイムラグが45%短縮された

シャッターボタンを押してから撮影を開始するまでのタイムラグが短いことが、シャッターチャンスを逃さないための重要なファクターですが、E-M5 Mark IIに搭載された新FAST AFシステムは、センサー駆動速度の高速化とAFアルゴリズムの改善、高速駆動するMSCレンズの使用によって、撮影タイムラグがE-M5に比べて45%短縮されました。これは2015年2月時点で世界最短だそうです。

撮影タイムラグ45%短縮を実現したFast AF

AFエリアが35点から81点に増えた

測距点が35点から81点になり、AFのカバーエリアが広がりました。下図は左がE-M5 Mark IIで右がE-M5のAFカバーエリアを表していますが、明らかに構図の自由度が増して、より細かくピントが狙えるようになりましたね。タッチシャッターもやりやすそうです。

AFエリアが81点に増えたAFエリアが広がり、測距点が81点に増えた

瞳優先C-AFが搭載された

シングルAFで使用できる瞳優先AFは先代E-M5にもありましたが、E-M5 Mark IIではコンティニュアスAFの使用時でも使える瞳優先C-AFが搭載されました。追従性能がどれ程のものかはまだわかりませんが、大人相手のポートレートでリズミカルに撮影をこなすのにかなり役に立ちそうなですね。美肌補正をするeポートレートモードと組み合わせれば、綺麗なポートレートが効率的に撮れそうです。

コンティニュアスAF中も瞳優先AFが使える瞳優先C-AF

スーパースポットAFが搭載された

E-M1に搭載されていたスーパースポットAFが搭載されました。これは拡大表示されたライブビュー画像の中心部分のみをAFポイントにする機能で、最大約70倍のAFエリアでピント合わせが可能になります。使用時は強力な手ぶれ補正でファインダー像が安定するので、マクロ撮影や望遠撮影時の精密なフォーカシングが可能ですね。

より細かい領域でAFが可能なスーパースポットAF

バリアングル液晶になった

先代E-M5のチルト液晶の可動域は上:約80度、下:約50度でしたが、E-M5 Mark IIはバリアングル液晶になりました。ローアングルやハイアングルでの縦位置撮影など、自由な構図での撮影が可能です。また、モニターを自分撮りポジションにするとライブビューがミラー反転する"自分撮りモード"も搭載しています。

自分撮りモードも使えるバリアングル液晶

フォーカスピーキングが搭載された

先代E-M5には無かったフォーカスピーキング機能が搭載されました。FnボタンによるピーキングのON/OFF、INFOボタンによる色(白、黒、赤、黄)や強度(弱、標準、強の3段階)などの設定がライブビュー上で可能なので、シチュエーションに応じてすばやく使い分けることが可能です。また、動画撮影時もフォーカスピーキングを利用できます。

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露出補正が±3から±5に増えた

電子ビューファインダー搭載カメラ 最大のメリットはリアルタイムで露出状況が確認できることで、露出補正でいい塩梅の明るさにパッと合わせられるのが大変便利ですが、その補正範囲が±3から±5に増えました。評価測光でカメラのAEに任せると、意図と違う露出になることがままあり、時として露出補正が±3では足らない場面もありますが、そんな時でも補正範囲が±5あれば対応できます。これで各種AEモードの使い勝手が更に良くなりますね。

1/8000秒が切れるようになった

E-M1と同じく、最速で1/8000秒のシャッターが切れるようになりました。高速シャッターで被写体の動きを止めるような撮影をしたい方はもちろん、晴天下で開放付近のF値を使って被写界深度の浅い写真(ポートレートなど)を撮影したい方にとっても嬉しい性能アップですね。

連写が9コマ/秒から10コマ/秒に増えた

これまたフラッグシップ機 E-M1と同じく10コマ/秒の連写が可能になりました。連写を使わない人にとってはどうでもいい話かもしれませんが、わずか1コマ、されど1コマで、決定的瞬間を捉えるために時としてクリティカルな結果の違いをもたらすものです。

40Mハイレゾショット機能が搭載された

0.5ピクセル単位でセンサーを動かしながら、8回撮影した画像をもとに4000万画素相当の高解像写真を生成する機能「40Mハイレゾショット」が実装されました。メーカー公式の製品ページにある「美術品や風景など、より高解像の写真が求められるシーンに適した」というのはちょっと言い過ぎ(そういう撮影では中判クラスの大型&高画素センサーを積んだカメラを使うでしょうし)とは思いますが、非常に面白い機能ですね。(40Mハイレゾショットの実写サンプルはコチラ

OLYMPUS O-MD E-M5 mark II 40Mハイレゾショットサンプル

HDRやコンポジットなどの撮影機能が増えた

E-M5には無かったHDR撮影やデジタルシフト撮影、コンポジット撮影、インターバル撮影、フォトストーリーモードなどの機能が盛り込まれました。この辺りの面でもE-M1と同等になりましたね。

動画機能が充実「O-MD MOVIE」

進化したボディー内5軸手ぶれ補正によって、アクティブなカメラワークでも安定した動画記録が可能になったE-M 5 Mark IIから、オリンパスではキヤノンの「EOS MOVIE」よろしくの「O-MD MOVIE」というブランディングを行うようです。

動画専用のAF/AE制御、マルチフレーム(60p~24p)、高ビットレート撮影への対応。HDMIモニタリングスルー、動画撮影時のフォーカスピーキング、タイムコード記録、音声関連機能の充実、ビデオスナップ機能「クリップス」などなど、動画撮影が強化されました。

Wi-Fiが使えるようになった

カメラのモニターに表示されたQRコードを読み込むだけで接続できるWi- Fiが内蔵されました。スマートフォン専用アプリ「OLYMPUS Image Share」を使って、カメラ内の写真転送やカメラコントロールの他、位置情報を画像に付加したり、撮影した後の画像にアートフィルターをかけたりすることができます。また、スマホでライブビュー画面を見ながらの動画撮影にも対応しました。

まとめ

昨年(2014年)2月にE-M10が登場して以来、若干立ち位置が微妙になっていたE-M5でしたが、二代目E-M5 Mark IIになってO-MDシリーズのヒエラルキー構造が正常に戻りましたね。というかE-M1に迫る性能で、今度はフラッグシップ機E-M1の立ち位置が怪しいぐらいの高性能な機種になってしまいました。発売当初は¥119,880とE-M1よりも高い実売価格になっていますので初値に飛びつくのは若干気がひけますが、このカメラは売れそうです。

O-MD E-M5 mark II スペック比較表

ブランド OM-D
機種 E-M5 Mark II E-M5 E-M1
発売日 2015年2月下旬 2012年3月31日 2013年10月11日
価格.com ¥119,880 ¥52,000 ¥112,800
センサー 4/3型Live MOSセンサー
有効画素数 1628万画素
防塵対応 スーパーソニックウェーブフィルター
画像処理エンジン TruePic VII TruePic VI TruePic VII
手ぶれ補正
・方式
・可動軸
・補正効果
ボディ内 撮像センサーシフト式
5軸
5.0段分 4.0段分
電子ビューファインダー 236万ドット 144万ドット 236万ドット
キャッツアイコントロール
表示タイムラグ 0.010秒 非公開 0.016秒
液晶モニター 3.0型 104万ドット
液晶角度調節 バリアングル 上:約80度、下:約50度
タッチシャッター
自分撮り機能
AF 新FAST AF
※E-M5比で45%短縮
FAST AF DUAL FAST AF
AF測距点 81エリア 35エリア 81エリア
顔優先AF
瞳検出AF
瞳優先C-AF
スーパースポットAF
ピーキング
測光方式 324分割 デジタルESP測光
測光範囲 -2~20 EV 0~20 EV -2~20 EV
ISO感度(拡張含) 100-25600
露出補正範囲 ±5 EV ±3 EV ±5 EV
シャッタースピード 1/8000-60 1/4000-60 1/8000-60
連写 10コマ/秒 9コマ/秒 10コマ/秒
40Mハイレゾショット
バルブ撮影
HDR
アートフィルター
フォトストーリー
デジタルシフト
コンポジット
インターバル
多重露光
動画 フルHD 1920x1080ピクセル
フレームレート 30fps 29.97fps 29.97fps
タイムラプス
手振れ補正(動画)
AEロック(動画)
内蔵フラッシュ
フラッシュ同調速度 1/250秒 1/320秒
Wi-Fi
寸法(mm) 123.7x85x44.5 121x89.6x41.9 130.4x93.5x63.1
重量 469g 373g 443g
防塵・防滴