Canon 8000D, Kiss X8iはここがスゴイ!X7iとの比較まとめ

Canon EOS 800D, EOS Kiss X8i

2015年4月下旬のリリースが正式発表となったキヤノン ファミリー向けエントリークラスのデジタル一眼レフ"EOS Kiss X8i"と、より本格思考の強いユーザに向けたプレミアムエントリーモデル"EOS 8000D"について、一世代前のKiss X7iX7と比較して何処がどう変わったのかをご紹介したいと思います。

目次

有効画素数が1800万から2420万に増えた

他社モデルでは当たり前になっていた2400万画素級のAPS-Cセンサーがキヤノンのエントリーモデルにもやっと搭載されるようになりました。旧Kissの1800万画素からプラス620万画素の増加となりますので、激的に精細感が向上したというわけではありませんが、元から鮮明で美しかった描写に磨きがかかった印象です。画素数の増加はトリミング耐性の向上という副産物もありますので個人的には歓迎です。

ちなみに、画像処理エンジンが最新のDIGIC 6になりましたので画素数アップによるデメリットはなく、連写は最高約5コマ/秒、ISO感度も100-25600(拡張含)とX7iから据え置きの性能になっております。

2420万画素 APS-Cセンサー

AFが19点オールクロス測距になった

上位機種であるEOS 70D(2013年8月発売)と同等のオールクロス19点AFになりました。ライバルであるニコンのエントリーモデル「D5500」は39点なので、それと比較してしまうと感動は薄いですが、キヤノンだけで考えればX7iやX7が9点測距だったことを考えると飛躍的な進化ですね。AFが良ければ子供を撮る時の歩留まりが高くなるので、ファミリー層に向けた魅力がグッと増しましたね。

オールクロス19点AF

ライブビュー撮影のAFが約4.8倍速くなった

スピードの速い位相差AFと精度の高いコントラストAFという2つの方式を効率的に組み合せたAFシステムが三世代目の進化を遂げて、先代よりも最大約4.8倍速い「ハイブリッド CMOS AF III」になりました。AF可能領域も画面の約80%(横)×約80%(縦)と先代と変わらないエリアをカバーしています。ちなみに、EOS M3も同じハイブリッド CMOS AF IIIが搭載されますが、なぜかカバーエリアの横幅が10%縮小されて80%×70%になってしまいました。この辺りは一眼レフとミラーレスで少し差別化を図っているようです。

ハイブリッド CMOS AF III

Wi-Fi・NFC対応になった

Wi-FiNFCが使えるようになったので、スマートフォンによるワイヤレスのリモート撮影や画像転送(FacebookやTwitterなどSNSへのアップロード等)が可能になりました。さらに、NFC搭載のAndroid端末であれば、面倒な設定は一切なくカメラを端末に近づけるだけスムーズにWi-Fi接続できます。なお、2015年6月発売予定のキヤノンの1TBのフォトストレージ「Connect Station CS100」NFC対応ですので、撮影したらCS100にカメラを近づけるだけで、ファイルを転送&保存することができます

Wi-Fi・NFC

8000Dは中級並の操作系を持つエントリーモデル

「エントリーモデルの軽快感は欲しいけれども、操作性が低いのが玉に瑕」と言いつつKissシリーズを愛している好事家が沢山いたのでしょうね。エントリーモデル然とした手軽さがありつつも、サブ電子ダイヤルやボディー上部の液晶パネルがきっちり搭載されて、EOSシリーズの上位機種と同等の操作性を備えているカメラが欲しい。そんなニーズに応えるために登場したモデルがEOS 8000Dなのだと思います。上位機種と操作感が統一されるのはサブ機としての価値もグンと上がるので、良いラインナップだと思います。

Canon EOS 8000D

実はちょびっと退化したところもある

今回のリニューアルはAFシステムの進化が激的なので細かい話はどうでもいいのですが、実はちょびっと退化した部分が2点あります。まず、ファインダー倍率が35mm判換算で約0.53倍から約0.51倍に下がりました。次に、内蔵ストロボのガイドナンバーがGN13からGN12に下がりました。すごく微々たる退化なので個人的にはどうでもよい範疇なのですが、褒めそやすだけなのもアレなのでご紹介させて頂きました。

まとめ

下のマトリックス表にEOS 8000DとKiss X8i、一世代前のKiss X7iとKiss X7のスペックをまとめました。詳細な比較をなさりたい方の参考になれば幸いです。それにしても今回のエントリーモデルはなかなかインパクトがありましたね。下克上という言葉を使うのは言い過ぎですが、これまでのKissシリーズからワンランク上のデジタル一眼レフカメラに進化したと思います。現在はボディ単体価格が9万円台と、初値で購入するのはコストパフォーマンス的に抵抗がある値段なので、数ヶ月経って少し値下がったタイミングで検討するのが最良かと思います。

Canon EOS 8000D, Kiss X8iと旧Kissのスペック比較

機種 8000D Kiss X8i Kiss X7i Kiss X7
価格 ¥95,059 ¥90,198 ¥51,679 ¥45,500
発売日 2015年4月下旬 2013年4月
映像エンジン DIGIC 6 DIGIC 5
センサーサイズ 22.3x14.9mm
有効画素数 2420万画素 1800万画素
ダスト除去 自動/手動
ファインダー方式 ペンタダハミラー
視野率 95%
倍率(35mm換算) 0.51倍 0.53倍 0.54倍
AF方式 専用AFセンサーによる
位相差検出
位相差検出
測距点 19点 9点
クロス測距点 19点クロス 9点クロス 中央のみ
測距輝度範囲 -0.5~18EV
ライブビュー撮影 ハイブリッド
CMOS AF III
ハイブリッド
CMOS AF
ハイブリッド
CMOS AF II
タッチシャッター
測光方式 7560画素RGB
+IR測光センサーによる
63分割TTL開放測光
63分割
TTL開放測光
測光輝度範囲 1~20EV
ISO感度 100-25600
シャッター速度 30-1/4000秒
ストロボ同調速度 1/200秒
連写 約5コマ/秒 約4コマ/秒
連写枚数 JPEG 約180枚 約22枚 約28枚
連写枚数 RAW 約7枚 約6枚 約7枚
ストロボ GN12 GN13 GN9.4
調光補正 ±2段
動画 フルHD
フレームレート 29.97p 30p
液晶サイズ 3.0型
液晶ドット数 104万ドット
サブ電子ダイヤル - - -
上部液晶パネル - - -
バリアングル -
タッチパネル
フリッカーレス - -
ノイズ低減
オートライティング
オプティマイザ
高輝度側・階調優先
Wi-Fi・NFC - -
使用電池 LP-E17 LP-E8 LP-E12
撮影可能枚数 約440枚 約380枚
寸法(mm) 131.9x100.9
x77.8
131.9x100.7
x77.8
133.1x99.8
x78.8
116.8x90.7
x69.4
重量 565g 555g 580g 407g
使用可能温度 0℃~40℃
使用可能湿度 85%以下
 

Canon EOS 8000D, EOS Kiss X8i