FUJIFILM X100T 劇的に進化したアドバンスト・ハイブリッドビューファインダー


2014年11月に発売予定のX100Tに搭載される新型のハイブリッドビューファインダーは興味深いですね。既存XシリーズのOVFはどこかギクシャクしていて集中力が削がれる使用感でしたが、今回のバージョンアップでそのウィークポイントは払拭されそうです。特に「電子式レンジファインダー」という新機軸が関心したもので、OVFの右下にピント調整専用のミニEVFを表示して、拡大、ピーキング、スプリットからMFアシストを選べて、ピント調節エリアも移動できて、ブライトフレームの視差もリアルタイムで補正してくれるとなれば、これはある意味でライカのレンジファインダーを超えてます。

二重像合致式のフォーカシング測距枠(中央一点)を用いたM型ライカのマニュアルフォーカスは、シンプルで素早いピント調節が可能な反面、撮影者に一定水準のスキルを要求するような性質がありますが、X100Tの電子式レンジファインダーは、ピントエリアの移動やミニEVFと構図全体との頻繁な視線移動など、ピント調節にまつわる手続きは多くなるものの、撮影者のスキルによらずどんなシチュエーションでも快適にブライトフレームファインダーでの撮影が楽しめそうです。特に近接撮影時のピントコントロールは完全にライカを超えると思うので、実際に手にするのが楽しみですね。

ただ、センサーやレンズが据え置きで、画質が全く進歩していないのは残念です。そろそろ画質も一皮むけてほしいところですが、それはX-Pro2までお預けということでしょうかね。富士フィルムのAPS-Cセンサーは登場から今までの進歩がえらく鈍足なので、次のバージョンアップでは今回のファインダーのような劇的な進化を期待します。

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