キヤノン Canon EOS M2 インプレッション

家族と一緒に出かける時用(特に娘の撮影用)にCanon EOS M2を購入しました。広角から中望遠までいけて、荷物にならず、かつ手軽に綺麗な写真が撮れるカメラが良かったので、購入条件は手のひらサイズのボディで、APS-C以上のセンサーを搭載していて、肌色が綺麗に出て、接写に強く、AFがそれなりに早く、タッチシャッターが使えて、見た目がシンプルで、妻も簡単に扱えて、かつ値段がそこそこ安い、そんなカメラを探したところEOS M2にたどり着きました。ソニーのNEX-5Tも180度チルトする液晶やタッチシャッターのレスポンスなど、EOS M2よりも良い点がありましたが、タッチパネルが感圧式であったり、常用レンズの接写性能がEF-Mレンズより劣っていたり、そもそも見た目が好みじゃなかったりしたので、EOS M2に決定しました。

ついでにケンコーから発売されているEF-MマウントでライカMレンズが使えるMマウントアダプターと、液晶でのMF用に液晶ビュー ファインダーも購入して、ライカのレンズ資産も活用できるようなシステムを組みました。この液晶ビューファインダーは三脚穴に固定できる金属フレームとマグネットが仕込まれた接眼部を磁力でくっつけて使う物なのですが、実は1世代前のEOS M専用のものなのでボディサイズが小さくなっているM2に装着するとド真ん中ではなく若干右にズレた状態になります。しかし、液晶全域がちゃんと見えるので実用に問題はありません。これを使えばEOS M2の煩わしい拡大MF(なんとMF設定ではシャッター半押しで通常状態に戻ってくれない!)に頼らず、巨大なファインダーでフォーカシングできるので、マウントアダプター経由でMFレンズを使いたい方には強くオススメします。


Canon EOS M2 + LEICA APO-SUMMICRON-M 90mm f/2 ASPH. + LCD Viewfinder

まだ全然撮影していないので描写性能や操作性等について評価するのは時期尚早ですが、やっぱりキヤノンの肌色は良いですね。5D Mark IIや1D Xを使っていた頃から変わらない印象ですが、人肌を実に健康的に描写してくれます。そんなキヤノン品質の写真がタッチシャッターでサクサク撮れる感覚はなかなか新鮮でした。ちなみに、タッチでシャッターを切る時は、画面を触った指はしばらくそのままにして、シャッター幕の駆動が完全に終了するまで(なんだったらプレビューが表示されるまで)動かさないのが上手に撮るコツです。最初「何かブレるなぁ」と思っていたのですが、それはスマートフォンのタップのような感覚ですぐ指を離していたのが原因でした。タッチした指はそのままカメラを固定させるイメージで、カメラを支えている両手と共にグッとホールドしましょう。

その他の操作性はライブ1点AFでAFエリアを十字キーで移動できないこと以外は概ね満足です。AFは速やかに合焦しますし、シャッターフィーリングも小気味良いです。タッチ操作も簡単で、迷うこと無くカメラを掌握することが出来ます。私の基本セッティングはAv(絞り優先AE)モードのライブ多点AFでタッチシャッターはON。シャッター半押しでカメラが判断したピントの位置が気に入らない場合だけタッチシャッターでフォーカスエリアを直接指定して撮影することが多くなりそうです。

最後に「あ〜そこダメなんだ」と思った点を1つ。EOS M2は露出シミュレーションをオフにできません。私は汎用ストロボでよく物撮りをするのですが、常用の最低ISO感度で、被写界深度を深くすると室内では画面が真っ黒になってしまいフレーミングができません。普通はこういう時のために露出シミュレーションをオフにして常に標準露出で表示するモードが用意されているのですが、EOS M2には付いていません。これはちょっと残念でした。そんなこんなで、少々文句もありますが、逆にそれ以外のポイントはほぼ満足しているということで、総じてEOS M2はキビキビ撮れる気持ち良いカメラだと思います。今後の撮影が楽しみです。

【追記】
思えば当然ですが、純正ストロボの場合は液晶表示が標準露出にキープされることを確認しました。カメラ側がストロボを認識すると自動的に液晶表示が標準露出キープに切り替わるようです。汎用ストロボの場合はカメラがストロボを認識しないので、カメラの露出設定そのままが表示されるということでした。ま、いづれにしても露出シミュレーションOFFの機能は欲しいところです。

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