祐天寺の桜、仁王門から本堂へと続く道 - SIGMA DP1 Merrill

仕事前に少し寄り道して、毎年美しく咲いて我々の目を楽しませてくれる祐天寺の桜を眺めてきました。今年は史跡やお堂などのある左側のゾーンが改築・補修中のようで、工事のために設置された囲いに少々興が削がれていますが、太陽の光を浴びて元気よく咲いている姿はやっぱり綺麗ですね。まだ満開ではありませんが、今週末は多くの人がお参りにやって来そうです。


JAPAN. Tokyo. Yutenji. 2014. Cherry blossoms
SIGMA DP1 Merrill f3.5 1/1250 iso200

Photography by KATSUHIKO WAKAYAMA
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ライカを片手に三浦半島の荒崎へ ~撮影記~

先週の城ヶ島に引き続き、三浦半島の荒崎へと足を伸ばしました。ここ荒崎も城ヶ島と同様に海岸沿いの荒々しい岩場に降りることができますが、城ヶ島と違って県の都市計画に沿って整備された「荒崎シーサイドハイキングコース」という散歩道があり、わかりやすい絶景もあるので、ただ観光するぶんには多くの人が安心して楽しめそうです。一方、ハイキングコースを外れて自然な岩場に足を踏み入れる場合は先端が鋭利な起伏のある岩場を延々と歩くことになるので、城ケ島よりも危険度が高い印象を受けました。なお、今回の撮影ではカラーで仕上げたショットが数点ありますが、久々にカラーの方が好ましい光景を見た気がします。


Leica M Type 240, Leica M Monochrom
APO-SUMMICRON-M 75mm f/2 ASPH., APO-SUMMICRON-M 90mm f/2 ASPH.


Leica M Type 240; SUPER-ELMAR-M 21mm f/3.4 ASPH.

M型ライカで撮影した関東小旅行記

Photograph by KATSUHIKO WAKAYAMA
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夕暮れ時の雨雲 - SIGMA DP3 Merrill

今日は一日中雨が降っていましたが、夕方ごろ「なんか空がスゴイ」という妻の言葉を聞いて東側の窓に目をやると、雨雲を押しやるように強い南風が吹いており、みるみる内に空が明るくなっていきました。その様子がすごく印象的だったので写真に収めようと急いで外に出たのですが、風はすぐに止んでしまい、息を吹き返した雨雲が再び空を支配していきました。そして今は雷が鳴っています。


JAPAN. Tokyo. 2104.
SIGMA DP3 Merrill f3.5 1/200sec iso200

Photography by KATSUHIKO WAKAYAMA
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潮風の丘 - SIGMA DP1 Merrill vs Leica M 240 + SUPER-ELMAR-M 21mm

家族と一緒に遠出したついでに以前ライカM(Type 240)で撮った荒崎公園の潮風の丘をSIGMA DP1 Merrillでも撮影してみました。21mmと28mmという画角の違いや、空模様、海模様、海面の水位などのモロモロに起因して、広々と穏やかな印象のライカMの写真と、岩礁に砕ける波の様子が荒々しいDP1 Merrillの写真では内容に違いがありますし、そもそも撮影様式が全く異なりますので、この1枚だけで「どちらが優れたカメラシステムなのか?」なんて話は(vsと題しておいて)できるはずもありませんが、何かの参考になれば幸いです。


SIGMA DP1 Merrill


Leica M(Typ240); SUPER-ELMAR-M 21mm f/3.4 ASPH.

Photography by KATSUHIKO WAKAYAMA
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沖ノ島 - 撮影記 Leica M Monochrom

遠方へ写真撮影に赴く時は可能な限り事前の調査・準備を行うようにしています。当日の天気や現場までの道順、駐車場、トイレの確認はもちろんのこと、時間帯に応じた太陽の位置の変化や、それに基づいた撮影時間、撮影ルート、撮影場所の検討や、使用カメラ・レンズの選択などを行い、現場では撮影だけに集中できるように色々と準備をするわけですが、残念なことに今日の撮影はシミュレーションが甘かったようで、撮れ高が低かったです。そんなこんなでテンションが下がったのですが、このまま帰るのは悔しかったので予定を変更して次に行こうと思っていた沖ノ島へ行ってきました。(こういう時いつも「ゆっくり楽しんできて」と言ってくれる妻に感謝です)

沖ノ島は南房総の館山湾南側に位置する高さ12.8m、面積約4.6ha周囲約1kmの陸続きの小島で、約8000年前の縄文海中遺跡や世界的に注目されている北限域のサンゴを育む貴重な自然が残る無人島です。公園に駐車場設備はないものの砂浜手前の道沿いには青空駐車できる広いスペースがあり、夏のシーズンは大勢の人で賑わうそうです。まだまだ海水浴シーズンには遠いものの、磯遊び(主に貝殻拾いや潮溜りにいる生物探し)をする人がそこそこ居たため賑やかな雰囲気の中での撮影になりましたが、正午の暖かい日差しの中での撮影を楽しむことができました。



Leica M Monochrom
SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH., APO-SUMMICRON-M 75mm f/2 ASPH.

M型ライカで撮影した関東小旅行記

Photography by KATSUHIKO WAKAYAMA
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沖ノ島 - 公園へと続く砂浜 Leica M Monochrom

青空駐車場を背に沖ノ島公園に目をやると解放感のある砂浜が視界に広がります。砂浜にはあちこちにゴミ(※木の枝など)が落ちており綺麗とは言い難い印象でしたが、この広大な空間に人がポツポツと歩いている様は風情がありますね。

沖ノ島公園へと続く砂浜
Leica M Monochrom; SUPER-ELMAR-M 21mm f/3.5 ASPH.
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沖ノ島 - 岩礁を跳ねまわる少年 Leica M Monochrom

沖ノ島、岩礁を跳ねまわる少年
Leica M Monochrom; SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.
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沖ノ島 - 潮溜まりの縞模様 Leica M Monochrom

干潮時の岩礁に現れる潮溜まり。満潮時はもちろん海の一部なのでその様子は千変万化で、逃げ遅れた水生生物がいたり、自然が作った面白い造形を拝むことができます。黒い砂が形造ったコレは、まるで悪魔の爪痕のように見えます。

沖ノ島、潮溜まりの縞模様
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 75mm f/2 ASPH.
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沖ノ島 - 岩礁に佇む男性 Leica M Monochrom

沖ノ島、岩礁に佇む男性
Leica M Monochrom; SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.
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沖ノ島 - 岩礁で過ごす人々 Leica M Monochrom

沖ノ島、岩礁で過ごす人々
Leica M Monochrom; SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.
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沖ノ島 - 岩礁を散策する家族 Leica M Monochrom

沖ノ島、岩礁を散策する家族
Leica M Monochrom; SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.
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沖ノ島 - 自然の彫刻 Leica M Monochrom

沖ノ島、自然の彫刻
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 75mm f/2 ASPH.
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沖ノ島 - 波打ち際に足を浸す男性 Leica M Monochrom

沖ノ島、波打ち際に足を浸す男性
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 75mm f/2 ASPH.
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沖ノ島 - 波打ち際の模様 Leica M Monochrom

Leica M Monochrom; SUMMILUX-M 50mm f/1.4 ASPH.
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鋸山 日本寺 〜撮影記 & SIGMA DP Merrill の使い心地〜

本日は購入したばかりのSIGMA DP1 Merrill、DP2 Merrill、DP3 Merrillを手に、千葉県は房総半島の南部にある鋸山日本寺(のこぎりやまにほんじ)に出掛けてきました。当初はロープウェイで山頂まで行って気軽に絶景を堪能しようと計画していたのですが、早朝の高速道路を走っている最中なぜか急にストイックな気分になったので、計画を変更して自分の足で山頂まで昇ってみることにしました。

鋸山日本寺は約1300年前、聖武天皇の勅詔と、光明皇后のお言葉を受けた行基菩薩によって神亀2年(725年)6月8日に開山された歴史のあるお寺で、巨大な大仏(薬師瑠璃光如来:やくしるりこうにょらい)や、石切り場に彫刻された百尺観音像、道中無数に並ぶ羅漢像などの石仏が有名で、山頂の展望台からは東京湾および房総半島、富士山等が見渡せるため観光スポットとして人気のようです。

さっそく拝観料600円をお納めして東口管理所から入山。チケットと一緒に頂いたMAPを見ながら、中腹エリア、大仏広場、羅漢エリア、山頂エリアをぐるっと巡る計画を立てたものの、延々と続く階段に足は悲鳴をあげ、息は切れ切れになってしまい、ロープウェイに乗らなかったことを途中何度も後悔しましたが、目の前に訪れるシャッターチャンスの度に気力は蘇り、集中力MAXで無我の境地に飛ぶことができたので、撮影自体はとても楽しかったです。

それにしてもSIGMAのDP1〜3 Merrillは1つのシステムとして面白いですね。今日初めて実践投入しましたが、実に軽快な撮影体験でした。28mm、45mm、75mmという必要最低限にして必要十分な焦点距離を揃え、シャッターチャンスに巡り逢うたびイメージした画角をパッと選択できるレンズワークの自由さと、コンパクトボディがもたらすフットワークの軽快さは、撮影テンポがすこぶる良く、ミラーレス含めたレンズ交換式カメラでは得られない快適性を享受することができました。ちなみに、もう1台ぐらいDPをバッグに入れてもこの軽快感はスポイルされないので、カバーする焦点距離の範囲をもう少し広げて、35mや90mm、135mmなんかのDPが出てきたら更に面白くなりそうです。

肝心の描写については既にアップしている写真をご覧頂きたいですが、今回の撮影を通じて最も驚かされたのはその色です。他のカメラと同じノリでホワイトバランスはAWBを使いましたが、色をキャプチャーする仕組みがベイヤーセンサーと違うからなのか、AWBの性能がアレなのかはわかりませんが、とにかく尋常じゃない暴れっぷりで色がコロコロ変わります。後処理にも限度がありますので、色味に統一感を持たせたい時はオートは使わない方が良さそうですね。しかし、この暴れっぷりもそれはそれでわるいわけではなく、むしろ前田慶次ばりに「だがそれがいい」と言いたい気持ちにさせられるから不思議です。いやはや、面白いカメラを手に入れてしまいました。

今日の撮影メモ
各カメラの稼働率はDP1が27% DP2が14% DP3が58%と、75mmでの撮影が一番多かったですが、現像したカットは数少ないので単に無駄撃ちが多かった模様。どうも私の場合、望遠寄りのレンズを使うと無駄撃ちが多いようです。今後気をつけねば。

>関東近県の小旅行で撮影した写真まとめ

鋸山 日本寺 - 陽の光を浴びる梅の花 SIGMA DP Merrill

鋸山 日本寺、陽の光を浴びる梅の花
SIGMA DP1 Merrill f5.6 1/160sec iso100
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鋸山 日本寺 - 御本尊、薬師瑠璃光如来 SIGMA DP Merrill

日本寺の御本尊、薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)
SIGMA DP1 Merrill f5.6 1/400 iso100
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鋸山 日本寺 - 木の葉の隙間から差し込む陽光 SIGMA DP Merrill

鋸山 日本寺、木の葉の隙間から差し込む陽光
SIGMA DP3 Merrill f2.8 1/1000sec iso200
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鋸山 日本寺 - 山頂展望台から眺める鋸山の中腹と富津館山道路 SIGMA DP Merrill

山頂展望台から眺める鋸山の中腹と富津館山道路
SIGMA DP2 Merrill f4 1/640 iso100
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鋸山 日本寺 - 千五百羅漢道の道中 SIGMA DP Merrill

館山 日本寺、千五百羅漢道の道中
SIGMA DP1 Merrill f3.2 1/125sec iso200
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鋸山 日本寺 - 道中の倒木 SIGMA DP Merrill

鋸山 日本寺、道中の倒木
SIGMA DP3 Merrill f2.8 1/1250sec iso200
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鋸山 日本寺 - 千五百羅漢道の石像 クローズアップ SIGMA DP Merrill

鋸山日本寺、千五百羅漢道の石像
SIGMA DP3 Merrill f2.8 1/640sec iso100
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鋸山 日本寺 - 千五百羅漢道の石像群 SIGMA DP Merrill

鋸山日本寺、千五百羅漢道の石像群
SIGMA DP3 Merrill
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鋸山 日本寺 - 山頂展望台から眺める富津市 金谷の町 SIGMA DP Merrill

山頂展望台から眺める富津市 金谷の町
SIGMA DP3 Merrill f5.6 1/1250sec iso100
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SIGMA DP1〜3 Merrillをコンプリート

フォビオンX3センサーの独特な描写が気に入ったので、兄弟機であるDP1 MerrillとDP2 Merrillも購入しました。これで広角28mm、標準45mm、中望遠75mmと一通りの焦点距離が揃いましたので、明日から早速シグマ道の探求を始めたいと思います。ちなみに、新しもの好きとしては既に発表されている次世代の「Quattro」の方が欲しかったのですが、①発売時期が未定、②初値は10万円前後すると思われる、③広角、標準、中望遠と出揃うまでには時間が掛かる、④Merrillの費用対効果が高い(世代交代を前にバーゲンプライス状態である)などなどの理由でMerrillコンプリートに至りました。これからの撮影が楽しみです。

Leica M Type 240; SUPER WIDE-HELIAR 15mm f/4.5 ASPH II

Photograph by KATSUHIKO WAKAYAMA
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SIGMA DP3 MerrillのAF駆動音がうるさい件、点検・修理の結果

AF駆動音があまりにもうるさいので買って早々にカスタマーサポート送りになったSIGMA DP3 Merrillが帰ってきました。先週の火曜日にゆうパック着払いで発送し、その翌日に先方へ到着。その後さらに会津に渡り、工場での点検・修理を経て本日水曜日に戻ってきました。点検・修理の所要時間はサポートページにあった通り約1週間で、処置内容は鏡筒ユニットの交換とAF作動音の調整でしたが、結論から言うと期待していたほどの改善は実感できませんでした。節度感は増した気がしますが、相変わらずチキチキ、ジジジジ、ググググと音が鳴っています。点検・修理を経ての結果ですから、どうやらこれが仕様のようですね。

Photograph by KATSUHIKO WAKAYAMA
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SUPER WIDE-HELIAR 15mm f/4.5 ASPH IIのLeica M Type 240使用時のマゼンダ被り

購入したものの使用頻度が少ないSUPER WIDE-HELIAR 15mm f/4.5 ASPH IIを久々に持ちだしてみました。これまではモノクロでしか使用しておらず、今回初めてカラーで使用しましたが、このレンズは曲者ですね。まずマゼンダ被りがひどいですし、周辺の流れも目につきます(※掲載写真はLightroomで一生懸命補正しましたがスキル不足で完璧には除去できませんでした)。中央から中間域までの鋭いキレ味や色乗りの鮮やかさはとても良いのですが、周辺に目をやるとそれらの好印象が目減りしてしまうような、非常に口惜しいレンズです。今回はそういう粗が目立ちやすい対象だったこともありますが、撮影および後処理のスキルをもっと上げないと(私には)カラーでは使いこなせないレンズのようです。

コーヒー片手に赤信号の渋谷スクランブル交差点を渡る男性
Leica M Type 240; SUPER WIDE-HELIAR 15mm f/4.5 ASPH II

Photograph by KATSUHIKO WAKAYAMA
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工事中の渋谷駅周辺 Leica M Type 240

渋谷ヒカリエから見下ろす工事中の渋谷駅周辺
Leica M Type 240; SUPER WIDE-HELIAR 15mm f/4.5 ASPH II
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立石公園 - 自然石と松の木 Leica M Monochrom

この週末は買ったばかりのDP3 Merrillを外に持ち出す予定だったのですが、先日のレビューで書いた通り届いてすぐに入院してしまったので予定を変更。ライカMモノクロームと数本のレンズを手に三浦半島は秋谷海岸にある立石公園に赴き、気の向くままにシャッターを切ってきました。広大で荒々しい城ヶ島荒崎と違ってここ立石は小規模で自然環境もマイルドな印象で家族連れが多かったです。

立石公園の名物、自然石「立石」と松の木
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 90mm f/2 ASPH.

Photography by KATSUHIKO WAKAYAMA
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立石公園 - 地平線に向かって石を投げる男性 Leica M Monochrom

秋谷海岸、地平線に向かって石を投げる男性
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 90mm f/2 ASPH.
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立石公園 - 浜辺を歩く人々 Leica M Monochrom

立石公園、浜辺を歩く人々
Leica M Monochrom; SUMMILUX-M 35mm f/1.4 ASPH.
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立石公園 - 波打ち際を歩く女性 Leica M Monochrom

秋谷海岸、波打ち際を歩く女性
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 90mm f/2 ASPH.
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立石公園 - 丘へ向かう人々 Leica M Monochrom

立石公園、丘へ向かう人々
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 90mm f/2 ASPH.
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立石公園 - それぞれの時間を過ごす人々 Leica M Monochrom

立石公園、岩礁でそれぞれの時間を過ごす人々
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 75mm f/2 ASPH.
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立石公園 - 岩の上に立つ青年 Leica M Monochrom

立石公園、岩の上に立つ青年
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 90mm f/2 ASPH.
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立石公園 - 地平線を見つめる男性 Leica M Monochrom

立石公園、地平線を見つめる男性
Leica M Monochrom; APO-SUMMICRON-M 90mm f/2 ASPH.
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立石公園 - 松の木 Leica M Monochrom

立石公園、松の木
Leica M Monochrom; ELMARIT-M 28mm f/2.8 ASPH.
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立石公園 - 自然石「立石」Leica M Monochrom

立石公園、自然石「立石」
Leica M Monochrom; SUMMILUX-M 35mm f/1.4 ASPH.
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SIGMA DP3 Merrill レビュー


iPadでYoutubeを見る娘
SIGMA DP3 Merrill f4 1/1600sec iso100

SIGMA DP3 Merrillが手元にきてまだ間もないですが、物撮り、遠景撮り、人撮りをしてみて、なんとなくこのカメラに対する自分の気持ちが見えてきたので、拙速ではありますがその印象を語ってみたいと思います。

DP3 Merrillのデザイン

四角い箱にレンズをくっつけただけの無骨なフォルム。他の兄弟機と違ってDP3はボディとレンズのサイズがアンバランスなのでカッコイイとは言い難く(※フードを装着すると尚更)好みのわかれるところでしょうが、私はわりと気に入っています。

DP3 Merrillのホールド性

レンズが大きいのでホールド感は予想よりも良好です。左手でボディの底面から鏡筒まで支え、右手でボディの右側面を握ればしっかりグリップできますので、外付けグリップの必要性は感じません。

DP3 Merrillのビルドクオリティ

これも予想外にしっかりしており、触り心地に安っぽさはありません。「高い剛性感」とか「信頼の堅牢性」といった言葉で褒めるレベルではありませんが、使っていて不安を感じるような脆弱性はありません。別売りの専用フードがプラスチックなのは少し残念です。

DP3 Merrillの操作性

ボタン類の押し心地が緩慢なのでもっと明瞭なクリック感を持たせてほしい。十字キーにアサインされているフォーカスモード選択(上キー)とフォーカスフレーム選択(下キー)は上下逆にしてほしい。この2点以外にネガティブな要素はありません。むしろQSメニューはすごく良いです。他社によくあるQメニューはクイックじゃないことが多いですが、シグマは本当にクイックに扱えます。

DP3 MerrillのメニューのUI(ユーザインターフェース)

タブでメニューを切り替える仕様になっていますが、それぞれのページが袋小路になっていて、いちいちタブに戻って切り替えないと隣のメニューに行けないのですが、なぜこのような仕様にしたのか理解に苦しみます。下キー操作で設定項目の一番下に行き止まったら次のメニューの先頭に遷移するようにした方がユーザビリティが高いと思います。

DP3 Merrillの液晶

3.0型92万ドットは必要にして十分なスペックなので撮影画像の再生確認に問題はありません。しかし、撮影時のライブビューは画面の色がおかしくノイジーなので使い勝手は今ひとつ良くないです。追記:この感想は低照度下の話で、晴天下ではまた違った印象になるとは思いますが、2.8型46万ドットのFUJIFILM X20と同条件下で比較してもDP3の方が劣る印象です。

DP3 MerrillのAF(オートフォーカス)

フォーカスリミットモードを使用しても速いとは言い難いです。超音波モーターの爆速AFレンズに慣れている人には我慢ができないかもしれません。一方、合焦精度は申し分ありません。しかし、そんなことよりも音がうるさいのが気に触ります。レンズが動くたびにチキチキ、ジジジジ、ググググ終始異音が鳴りっぱなしなので集中力が削がれます。これは個体不良の可能性が高いのでカスタマーサポートに点検に出しました。

DP3 Merrillの顔認識AF

認識率はなかなか良いですが追従性は低いようです。動く娘を狙いましたが捉えられませんでした。横顔もダメですね。止まっている人物を撮影するぶんには使える機能です。

DP3 MerrillのMF(マニュアルフォーカス)

フォーカスリングの感触が気持ち良い。しっとりと心地良い上質なトルク感です。AF後のフォーカスリング操作でそのまま拡大MFに展開する機能もあるのでピントコントロールの自由度は結構高いです。※掲載写真はMFでピントを合わせました。※無限遠から最短側にリングを回す時に鏡筒内からチキチキと音が鳴ります。点検・修理から返ってきたら鳴らなくなると思ってレビューに書くのは控えていましたが、戻ってきても相変わらず鳴っていますので、どうやらこれが仕様のようです。

DP3 Merrillのシャッター

レンズシャッターなので振動が少なく、音も静かです。電子音はオフにして使っています。また、レンズシャッターゆえにストロボとのハイスピードシンクロが可能です。開放f2.8では1/1250秒、f5.6以上では最速の1/2000秒にも同調します。※掲載写真はハイスピードシンクロで撮影しました。

DP3 Merrillの高感度耐性

極めて低いです。高感度の性能を期待して買うカメラではありません。私の場合は最高画質が得られるiso100以外を使う気がないので全く苦ではありませんが、このカメラを低照度下で使いたい場合はストロボなり三脚なりを使用して露出をコントロールするスキルが求められます。

DP3 Merrillの連続撮影可能枚数

RAW(High)で7枚まで連続して撮影できます。画面右下に数字が表示されており、あと何枚いけるか常に確認できます。遠慮せずに撮っていても時間経過に応じてバッファが開放され撮影可能枚数がどんどん回復していくので「今シャッター切りたいのに!!」みたいなイライラは無いです。※ただし、書き込みのパイロットランプが点灯している間は画像再生はできません。

DP3 Merrillの画質

素晴らしいです。ベイヤー式センサーとは次元の違う独特なリアリティが息づく描写に感服いたいました。この画質にしてこの値段は本当にバーゲンプライスです。まだ本格的に実戦投入していないのでこれ以上多くは語れませんが、ファーストインプレッションは期待通りです。これから実際に撮った写真をもってその良さを伝えていければと思っています。

DP3 Merrillのバッテリー

噂に違わぬ燃費のわるさです。開き直って最初から合計4つのバッテリーが付属していましたが、バッテリー管理が煩雑になるのでなかなかどうして。でもまぁバッテリー価格で商売っ気を出してないところは企業姿勢として評価したい部分です。※どうやら付属バッテリーは2個が通常のようで4個ついていたのはバッテリーキャンペーン対象商品だったようです。

DP3 Merrillのカスタマーサポート

シグマのカスタマーサポートはこれまで電話したどのカメラメーカーよりも家庭的な対応で好印象を抱きました。というか、コールセンター的な雰囲気が良い意味でゼロで、まるで親戚のおじさんと話をしているかのような感じでした(^^

総論

これまでキヤノンの一眼レフ、富士フィルムのミラーレス、ライカのM型といったデジタルカメラを使ってきましたが、DP3 Merrill(≒シグマレンズ×フォビオンセンサー)で撮影される写真にはそのどれとも異なった独特の臨場感があります。高感度に弱い、書き込みが遅い、手振れ補正が無い、バッテリーがすぐ無くなる等、ウィークポイントは多々ありますが、その素晴らしい描写力を想えば、すべての欠点を己のテクニックや運用努力で補おうという気にさせてくれます。初めてシグマの製品を買いましたが、私はこのカメラとの出会いで一気にシグマファンになってしまいました。

SIGMA DP3 Merrill 関連製品



SIGMA DP3 Merril 2日目の朝

引き続きSIGMA DP3 Merrillをテストしています。今回はモノクロモードで撮影してSPPから16bitで書き出したTIFFをSilver Efex Pro2で現像しました。小雨が振る陰鬱とした雰囲気の朝ですが、その情感が写し込まれたようなしっとりと落ち着いた描写に感服しました。


小雨がふる朝。港区方面
SIGMA DP3 Merrill

Photograph by KATSUHIKO WAKAYAMA
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SIGMA DP3 Merrillが届きました

SIGMA DP3 Merrillが手元にきたので早速テスト撮影してみました。シグマが提供しているSIGMA Photo Proなる現像ソフトは理解不足すぎて上手く使えないので、ストレートに16bit TIFFで書きだしてLightroomで微調整をしました。いやはや、それにしてもこのDP3 Merrillというカメラは素晴らしい描写をしますね。100%クロップの画像をご覧頂ければわかる通り、肉眼では気にならなかった微細なチリまで鮮明に描写されていて驚きました。噂に違わぬ解像感ですね。次はもっと高周波成分の多い対象を撮影してその実力を試してみたいと思います。ちなみに今回はストロボ(Godox V850)を使いましたが、事前の調査通り高速シャッターにもバッチリ同調してくれました。

一方、こちらも噂通りなのですが、このカメラの動作はかなりドン臭いですね。細かいことは既に語り尽くされているので割愛しますが、「この画質のためなら我慢できる」というフォビオンセンサーファンが至る境地に到達するにはまだ長い修業が必要そうです(笑)

あと、これはかなりガッカリしたのですが、AFの駆動音がうるさすぎます。遅いのは想定の範囲内ですがチキチキ、ジジジジ、ググググうるさくて「これって壊れてない?」と思うほど大きく異様な音です。フジノンのXF35mmもジージーうるさいですがこっちはまだ「超音波モーターじゃないしな」と納得できるような音感でしたが、DP3のはそういう類の感覚はありません。ピントはきちんと合焦しているため精度に問題はないようですが、これが異常なのか正常なのか曖昧な気持ちのままでは撮影の集中力が削がれるような不快感があります。ということで、このまま使うのは精神衛生上よくないので明日カスタマーサポートに連絡してみようと思っています。


SIGMA DP3 Merrill f8 1/640sec iso100 ※手持ち撮影


100% crop

Photograph by KATSUHIKO WAKAYAMA
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