フォトメンテナンス・ヤスダ、そしてライカ銀座へ3


>前回のエントリーの続き
距離計が縦ズレしている疑いがあるLeica M Type 240、50/75のブライトフレーム表示に不具合があるLeica M Monochrom、ヘリコイド不調の疑いがあるSummilux50mm、Elmarit28mm、Apo-Summicron90mmをライカ銀座に預け、一夜明けた翌日の午前中、お話の続きをしに再び銀座へ行ってきました。ご対応頂いたのは昨日と同じマイスターで、それぞれの状況についての対応をご説明頂きました。

Leica M Type 240

距離計の縦ズレについては担当者の方も「確かに少しズレている」という見解だったのですが、M240の距離計はこれまでのM型カメラとは仕様が異なっており、調整には専用の工具が必要で、それがまだ日本に届いておらず調整作業をすることができないとのことでした。この縦ズレは無限遠で顕著なもので、シビアなピント調整が求められる最短側では気にならない程度なのでまぁいいかと思いつつ、取り急ぎ専用工具が届いたらすぐ連絡を頂けるとのことでしたのでこの件はしばらくペンディングとし、もう一つお願いしていたセンサークリーニングだけやっていただいて引き取ってきました。

ちなみに話の流れで、前から気になっていた「センサーをブロアーで吹く時にファインダーに埃が入ってしまう可能性はあるのか?」という疑問を投げかけてみた所、やはりファインダーは密閉されておらず、ブロアーの先端をファインダー方向に向けて吹くと塵が混入する可能性があるのでやめた方がよいとことでした。

Leica M Monochrom

昨日のお話では3週間の入院とのことだったのですが、今回の不具合(50/75のブライトフレームの表示不具合)は分解が必要なレベルではなかったそうで本日行ったらもう治ってました。早速、預けていた50mmをマウントして確認したところ動作はバッチリ。でも実はヤスダさんの所に預けてある75mmの方が不具合の出方が顕著だったので、一応75mmでの確認もお願いしましたがそちらも問題ないようだったので引き取ってきました。こちらは迅速な仕事で大変満足です。

レンズ群(28mm、50mm、90mm)

結論から言うとすべてのレンズにおいてグリス交換は必要ないとの見解でした。最もトルクが軽く感じられる50mmだけでもグリス交換してくれないかなぁと期待していましたが、それについての説明としては、ズミルックス50mmは他のレンズに比べてヘリコイドの溝が浅いらしく、それに比例してトルクは軽くなる傾向にあるらしく、この軽さがイコール グリス抜けであるとは言えないとの見解でした。ただし、今後の保証期間中に使っていく中でトルク感の不均一や不自然な抵抗感が現れ始めたら無償で対応して頂けるとのことでしたので、とりあえず全部引き取ってきました。

という感じで、すべての話が望みどおりまとまったわけではありませんが、きちんとご説明頂いた上で納得しましたので気分は上々、後はフォトメンテナンス・ヤスダさんに預けたアポズミ75mmが帰ってくるのを待つのみです。

以下、マイスターおよびショップスタッフさんとの雑談備忘録

  • 非球面レンズのグリス交換費用は1本4万2千円程度
  • 球面レンズのグリス交換費用は3万8千円程度
  • グリス交換費用は焦点距離にかかわらず同じ
  • 11月発売予定のM240用マルチファンクションハンドグリップはまだサンプルも未到着
  • M240+マルチグリップ+SF58のシンクロコード接続でハイスピードシンクロが使えるかどうかは未確認
  • APO-SUMMICRON-M 50mm f/2 ASPH.の今までの出荷数はまだ1桁台
  • アポズミ50mmは品質に拘っているため検品でNGになる個体が多すぎるらしい
  • ライカCの発売でD-LUX6の売れ行きがいまいちになった=ライカCが売れているらしい
  • EVF2の次期モデル(236万ドットとか)は今のところ予定は無し
  • M240のライブビューにおける拡大エリア移動のファームアップ対応は未定

ちなみに、ライカ銀座のショップスタッフさん達はみんな気さくで楽しい人達でした。

ライカ 関連エントリー