Canon EOS Kiss X7 レビュー

仕事帰りにコジマに寄って、4/24に発売されたばかりのデジタル一眼レフカメラ、Canon EOS Kiss X7を触ってきました。短時間のチェックでしたが、購買意欲が刺激されまくったので、勢い余りぎみにファーストインプレッションを語ってみたいと思います。

Kiss X7のボディサイズ

キヤノンが世界最小・最軽量と自慢するボディがどれだけのものか?ハードルを上げて触りましたが、本体重量370gのEOS Kiss X7は本当に軽かったです。素晴らしい軽さですね。しかし、ここまでボディが小さいとレンズとのバランスが心配になってきますよね。上の写真はこれまた発売されたばかりのEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMとの組み合わせですが、このレンズの場合、重量が205gと軽いのでバランスが良く、構え心地もなかなか良かったです。

さらに、横にあった望遠のEF-S55-250mm F4-5.6 IS II(390g)との組み合わせでもそうわるくなかったので、広角のEF-S10-22mm F3.5-4.5 USM(385g)とかも大丈夫でしょう。X7の属するKissシリーズのメインターゲットのユーザは、おそらく軽量なEF-Sズームレンズの使用が主でしょうから、実用上のバランスに問題は少なそうです。

一方、普段私が使ってる重量級の大口径レンズでは、フロントヘビーなバランスになってしまい使いにくそうです。といっても、このカメラに大仰なレンズをつける好事家連中はテクニックでカバーするだろうし、軽さというのは撮影時に限らず運搬時にも多大な恩恵があるので、やっぱこのカメラは魅力的ですね。ちなみに、近くにあった6Dに付いていたEF24-105mmもつけてみようと試みましたが、盗難防止のワイヤーが短くて装着できませんでした(笑)

Kiss X7のホールド性

私の手は、手首の付け根から中指先端までの長さが約20cm、手の平の幅が約9.5cmの大きさですが、ホールド感は良好でした。とても小さいボディなので、右手は薬指から遊び始めちゃう感じですが、薬指と小指はグリップの下部から底面にかけて斜めに這わせるように握れるような工夫がされています。横から見るとわかるのですが、グリップ下部の形状が垂直に降りておらず、内側に向かって緩やかな傾斜を描いていおり、そのカーブをなぞるように薬指と小指を収めていくとしっかりホールドできます。

ちなみに6Dでは、私の場合小指が遊んじゃいますが、グリップ下部の形状が垂直なので、小指は底面の角に引っ掛けてホールドするような感じなり、これはこれで良好なホールド感でしたが、X7はそれとは別種の感覚です。

Kiss X7のファインダー

普段使っているファインダー倍率約0.76倍の1D Xや約0.71倍の6Dと比べてしまうと、X7の倍率約0.54倍(※35mm換算)のファインダーは狭く感じますが、見え方については至って良好。スッキリしていて見やすいです。というか私はLUMIX DMC-FZ200やiVIS HF G10といった、もっと狭いファインダーのカメラも見慣れているので、むしろ「いいじゃん!」って感じです。視野率については95%なので、ファインダー撮影ではフレームに余計なモノが入り込みやすそうです。97~98%なら「トリミングすればいいじゃん?」で済みますが、95%だとどうでしょうかね?精密なフレーミングが要求される撮影の場合はライブビューの方が無難そうです。今回ペンタダハーミラーのファインダーを初めて真面目に覗きましたが、そんなにわるくないものですね。

Kiss X7のシャッター

EOS Kiss X7で一番気に入ったのはシャッターフィーリングです。X7に先立って発売されたX7i(まぎらわしいけど末尾に「i」がついてます)のシャッターユニットは、おそらくX6iからのキャリーオーバーですが、このX7には小型化のために新しく開発された新型シャッターユニットが搭載されており、X7iやX6iのものとは印象が大分違います。小型化=高密度化の影響なのか、音や手応えにもギュッと締まった密度感があり、パチリと撮れる感触がなかなか小気味良いです。ちなみに、静音モードの静粛性はそこまで高くないですね。6Dの優秀な静音モードが基準になっているので辛口評価ですが、さして静かになった気がしませんでした。

Kiss X7の操作性

サブ電子ダイヤルや機能ボタン、マルチコントローラー、右肩の液晶など、中級以上の機種に装備されている操作系から色々と省略されている分、それ相応に操作性は低いです。もっと言うと、既存のKissシリーズで十字キーに割り当てられていたWBやAF動作選択、ピクチャースタイル等までもがカットされているので、マニュアル操作の操作性はEOSシリーズ中、最低じゃないでしょうか。

ただ、このカメラは一眼レフ初心者向けの安価なエントリー機です。広告展開を見ても明らかなように、メインターゲットは子供を綺麗に撮りたいママ達ですよね。そんなママ達からすれば、ゴチャゴチャした機能は全部無くして、そのぶん安くして、ボディは軽くて、小さくて、全部カメラ任せで綺麗に撮れるカメラがほしいでしょうから、そういう狙いでつくられたと考えれば、この操作性は納得的です。

Kiss X7のハイブリッド CMOS AF II

ライブビューの動画撮影でハイブリッド CMOS AF IIの実力を試したかったのですが、平日夜の店内に激しく動きまわる対象(子供とかw)はおらず、盗難防止のワイヤーが短すぎたこともあって、全く試すことができませんでした。

という感じが今日のところの印象で、このEOS Kiss X7。私、かなり欲しくなっております。

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LUMIX DMC-FZ200 120fps HD Movie ハイスピード動画

I checked the HD 120fps high-speed movie recording function of LUMIX DMC-FZ200. It's a great performance. ¥ 40,000 cheaper. I have edited the video that test shot. Please see that you have uploaded in HD quality on Youtube. By the way, it can not be manual operation in high-speed mode. Exposure compensation is possible.

先日のエントリーで話題にしたLUMIX DMC-FZ200が届きました。今回は購入のキッカケとなったHDハイスピード動画(1280*720 / 120fps)の機能をチェックすべく、120fpsで撮影した素材を使ったショートムービーをつくってみました。動画の撮影や編集の経験は殆ど無いので手探りでやりましたが、動画編集って楽しいですね。

しかしながら、今回は行き当たりばったりで撮った素材をなんとなくの気分で編集したので、ただ雰囲気あり気な自己満足ムービーになってしまったと反省しています。次回は作品のコンセプトやビジョン、構成なんかを事前にちゃんと考え、きっちり三脚に据えて素材を撮影し、精密に編集していこうと考えています。

それにしても4万円ちょっとでHD画質のハイスピード動画が撮れるのは素晴らしいですね。他のメーカーの民生機でも120fpsや240fpsで撮影できる機種はありますが、殆どの機種が120fpsはVGA (640*480)だし、240fpsに至ってはQVGA(320*240)という小さいサイズでしか撮影できません。その点FZ200は120fpsはHD、240fpsはVGAなので文字通りワンランク上ですし、かつ実用に耐える性能ですね。


撮影機材:LUMIX DMC-FZ200 / 編集ソフト:Adobe Premiere Pro CS6

LUMIX DMC-FZ200購入 - 25-600mm 全域F2.8 120fps HD動画

動画撮影を目的にLUMIX DMC-FZ200を注文しました。 購入の決め手はLEICA製の25-600mm 全域F2.8通しの光学24倍ズームレンズと、120fpsのHDハイスピード動画です。センサーサイズが1/2.3型と小さいので静止画は期待していませんが、到着したらモロモロの性能を確認し、改めて記事をエントリーする予定です。(追記:ハイスピード動画機能を使ったショートムービーはコチラ

ちなみにこのLUMIX DMC-FZ200とLEICA V-LUX4は兄弟機で、中身はほぼ一緒(V-LUX4は色のチューニングがLEICA品質)らしいですが、外観の印象は微妙ながらも決定的に違いますね。赤バッジの有無はもちろん、おでこのロゴ周りと鏡筒の仕立てが結構違います。まずおでこですが、ただロゴがのっているだけのFZ200に対してLEICAは一工夫あってクラシカルな趣。鏡筒もFZ200には余計な銀のラインがあったり「F2.8 25-600mm」や「POWER O.I.S. NANO SURFACE COATING」等と自慢気に表記してるのに対して、LEICAは無駄な装飾が一切無くシンプル。やっぱりLEICAの方がカッコイイですね。

それにしてもFZ200の開発者はなぜこういう余計な装飾をするのでしょうか?こんな余計なモノでもコストは掛かってるはずで、それが販売価格に反映されているかと思うと目眩がしてきます。ま、それでも両機の価格差は2倍以上あるわけで、私は撮って出しの色味と筺体デザインの違いに2倍のお金は払えないのでFZ200にしました。以下はYoutubeにあがってるFZ200で撮影された動画サンプルです。

自由が丘駅 ガード下のアート - Mural Painting - JIYUGAOKA

晴れた休日は久しぶりだったので、自由が丘に行ってみました。何か面白いものはないかなぁと散歩していたのですが、心の琴線に触れる光景があんまりなかったです。この写真は唯一グッときた自由が丘駅のガード下に描かれたアフロヘアーの女性の絵です。(撮影機材:FUJIFILM X-E1+XF35mm F1.4 R)

FUJIFILM X-E1+XF35mm F1.4 R

自由が丘で撮った抽象的写真 - Abstract Photo - JIYUGAOKA

スナップ撮影に出かけた自由が丘でしたが、心の琴線に触れる被写体がなく、むしろ太陽の日差しの強さが一番印象的だったので、抽象的な描写で表現してみました。F16まで絞り、1/4〜8秒のスローシャッターでカメラを振りながら撮影した後、Lightroomで補正してあります。(撮影機材:FUJIFILM X-E1+XF35mm F1.4 R)

FUJIFILM X-E1+XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-E1+XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-E1+XF35mm F1.4 R

FUJIFILM X20 - 期待はずれのアドバンスト光学ファインダー


今日は生憎の雨だったので妻と娘は家でお留守番。私は一人食材の買い出しに東急ストアへと車を走らせてたのですが、ついでにコジマまで足を伸ばして、発売以来気になっている富士フィルムのX20を触りにいくことにしました。

X10からX20へ

過去にX10は持っていましたが、X-E1の購入を機に使用頻度が激減しそうだったので、後ろ髪を引かれつつも処分し、他の機材の購入資金にあてた経緯があります。そんなX10が「アドバンスド光学ファインダー」と「ローパスレス 2/3型 X-Trans CMOSセンサー」という2つのエポックを携えてモデルチェンジしました。さらにAFや撮影間隔などのレスポンス向上や、操作系レイアウトのブラッシュアップ(AFフレーム選択のボタンが右側に!)などの魅力的なバージョンアップが施されたとのことで、かなり購買意欲が湧いていたのですが・・・結論からいうと今回の購入は見送ることにしました。

理由1:アドバンスト光学ファインダーの完成度

X10からキャリーオーバーしたマニュアルズーム連動型実像式光学ファインダーの光学系、その内部にあるプリズムの隙間1mm以下に透過率90%の新開発デジタルトランス液晶パネルを挿入し、ファインダー内へAFエリアや絞り、ISO感度などの撮影情報を表示する。これがX20のエポック・メイキングであるアドバンスト光学ファインダーなわけですが、なんとこの光学ファインダー、接眼したままではフォーカスエリアが任意で変更できません。

つまりAFエリア選択モードでエリアを変更したい場合、ファインダーから一旦目を離し背面液晶で操作しなければいけません。これじゃX10で妥協しながら使っていたオートエリアAFでのファインダー撮影に毛が生えたようなものです。もちろんこの”毛”が重要な人がいるのは理解できますが、私としては完全に不満です。もっともっとアドバンスト(進歩)してほしかった。これが買い控えさせた一番大きな要因です。

理由2:2/3型 X-Trans CMOSの解像感

背面液晶だけで画質を判断することは不可能なので、富士フィルム公式ページのサンプルでチェックしましたが、X10の2/3型 EXR-CMOSセンサーに比べてX20ってそこまで画質良くなってますかね?私には大差ないように見えました。逆にむしろ等倍で見た時はX10の方が良いような気が・・・。X10の等倍サンプルには「よく解像してるなぁ」と感じる画像がありますが、X20には等倍鑑賞に耐えるサンプルは1枚もありません。もちろん等倍鑑賞での良し悪しが画質の全てではありませんが、「ローパスレス」と謳われてしまうとやっぱり等倍鑑賞に期待してしまいます。「この小さなカメラでよくぞここまで!」と驚かされたいんです。その期待は裏切られました。X10を売った俺ですから、この画質で買い戻すわけにはいきません。

いっそのことSONY DSC-RX100の1型2020万画素の撮像素子をOEMし、それにX-Transカラーフィルターを被せるとかして、もっともっとシャープな描写を追求してほしいですね。それで価格が上がっても全然オッケイなので。

ということで、今回のX20はスルーします。

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パノラマ雲台 - Panosaurus 2.0 Fully Spherical Panoramic Head

先日、PhotoshopのPhotomergeという機能を使ったパノラマ写真についてのエントリーをアップしましたが、その後色々とパノラマについて調べていたら、本格的にやってみたくなりました。調べを進めていくうちにわかったのは、パノラマを撮影するにあたって最も重要なポイントはレンズのノーダルポイント(視差の無い点)を雲台の回転軸と同軸にすることらしく、その調整を容易にするパノラマ撮影専用の雲台があることも知りました。

さっそく購入すべく商品を探したところ、パッと出てきたのが「GigaPan EPIC Pro $895(ギガパン エピックプロ)」と「NodalNinja4 $349.95(ノーダルニンジャ)」です。ギガパンの方はパノラマ写真専用雲台というよりも、むしろ超高画素スティッチ合成画像の素材を効率的に撮影する電動雲台といった物で、これはこれで欲しくなったのですが、値段が10万円以上もするし、そもそも当初の目的からするとオーバースペックなので今回はスルー。一方、ノーダルニンジャはまさに今回探しているパノラマ雲台でしたが、それでも送料+消費税を考えると4万円を超える出費になります(※ちなみにノーダルニンジャの方は日本でも「よしみカメラ」というショップで取り扱いがありますが、送料含めても海外から買うより1万円ぐらい高いです)。

そんなこんなでテンションが下がり気味だったわけですが、もうちょっと突っ込んで探したところ、「Panosaurus」なる商品を発見しました。かなりマイナーな感じの商品ですが、耐荷重4.5kgで必要十分ですし、なんといっても値段が$99.95とお手頃です。さらに、日本人で購入した方のブログも発見し、特に大きな問題はなさそうなので購入することにしました。

今回の取引はPayPalで決済してみました。4/4の16時に注文し、すぐさまPayPalから支払完了メールが到着。そして4/5の深夜3時にショップから代金の受領と商品の発送、追跡番号を連絡するメールがきました。今回の配送会社はUSPSで、4~5日で到着する予定です。とても楽しみです。

ちなみに、先日のエントリーで海外から注文した吸盤三脚は無事到着しました。まだ開封しただけなので詳細なレポートはまた後ほど。

Panosaurus 2.0 Fully Spherical Panoramic Head