EOSで動画を撮りたい!キャノン 6D vs 5D Mark3 性能比較

突然ですが、主に動画撮影で使用する取り回しの良いフルサイズEOSがほしくなりました。ご存知の通りキヤノンのフルサイズEOSには3兄弟ともいえる長兄1DX、次兄5D Mark3、末弟6Dの3機がラインナップされています。私は普段1DXを使っていますが、動画を撮影する場合、三脚での撮影ならまだしもハンディ撮影で1DXは厳しいものがあります。だから6Dか5D Mark3が欲しくなりました。勢い余ってビデオハンドグリップやらステディカムマーリン2やら色々と道具を揃えてしまった事情もあり、今回は絶対に欲しいんです(笑)ということで情報収集&実機チェックをして来ました。

動画機能

まず動画撮影の機能ですが、スペック表を確認する限り機種選びの決定打となる違いはありませんでした。一番の違いは露出制御の方式で、動画撮影において6Dは「シャッター優先AE」と「絞り優先AE」は使えないっぽいです(私はマニュアルで撮るつもりなので無問題)。また、5D Mark3はいつぞやのファームウェアアップデートでクリーンHDMIアウトに対応したが6Dはしてないとの話を耳にしましたが、こちらも私の用途では問題なさげです。

画質

肝心な画質ですが、キヤノン公式WEBにあるサンプルは両方とも素晴らしく、ある意味参考になりません。Youtubeに多数アップされている両機種のフルHD動画も拝見しましたが、甲乙つけがたく素晴らしい画質に見えました。ここまでの調査では「正直どっちでも良い、ならば安い6Dか?」という感じです。

問題点

次にネガティブな要素を確認すべくGoogleで「6D 動画 問題」という意地悪なキーワードを入力しました。すると6Dの動画にはモアレがひどく出るという記事がヒット。サンプル動画を見ると5D Mark3では出ないモアレが6Dでは派手に発生しており「うーん、これは…」と唸らされつつ、「このモアレのためにプラス10万超の金額がかかるのは如何なものか?」という想いがグルグルし始めました。

一方、5D Mark3と1DXの動画の画質には差がある(1DXの方がシャープで良い)という記事も発見しました。そして私は1DXを持っています。であるならば運用を工夫して、モアレが許容範囲を超えそうな場面ではより優れた1DXを使うなど使い分けを工夫すれば、10万円超の費用対効果を超えるパフォーマンスが出るんじゃないか?という考えが浮かびました。さらに、一節にはモアレの出方は5D Mark II(※5D Mark3の前モデル)と同等という話もあったりして、5D Mark II(=映像分野にセンセーションを起こし、デジタル一眼レフ動画という新しい世界を開拓した機種)と同等ならばオッケイだろ!なんてことも考えました。

そんなこんなで

やはり「今回は6Dか!?」の方向に流れていくわけですが(っていうか6Dに都合の良い情報を欲しがってますがw)、頭の片隅に「動画メインといっても静止画を撮らないってわけじゃないんだから、やっぱ1DX譲りの性能と謳われる5D Mark3の方が良いのでは?」という考えが湧いてきたりして、最終的には「やっぱ触ってみなきゃわからん!」という当たり前の道にたどり着きました。で、早速コジマへ(ドアtoドアで車でパッと行けるのがコジマなんスわ)。

実機チェック

今回は6D→5D Mark3の順で触りましたが、6Dの後に5D Mark3を操作して数分、私の心は6Dの購入にグッと傾きました。これは6Dが優れているというよりも「モアレの問題以外で5D Mark3を選ぶ理由がみつからない」という類のお話です。

ボディの質感

まずはボディの質感。ネットで「6Dショボイ」みたいな意見を目にしましたが、6Dの質感が5D Mark3に大きく見劣りすることはありません(というかほとんど一緒)。見栄え、感触共に十分上等です。これがチープというのなら5D Mark3もチープな部類に入ってしまいます。

5D Mark3の印象

次に機能や操作性ですが、5D Mark3は1DX譲りと称されるAIサーボAF III、61点高密度レティクルAF、視野率100%、常用ISO感度100〜25600など基本性能が非常に高く、スペック表だけみると1DXとたいして変わらない感じがします。故に比較対象がどうしても1DXになってしまうわけですが、実際のところ1DXのそれとは程遠いフィーリングで、操作に対する機敏な応答性、ボディの剛性感、グリップの握り心地、シャッターの感触・音など、スペック表に載らない総合的な撮影体験の品質が数段劣っており、野暮ったい印象を受けてしまいました。

6Dの印象

一方、6Dは予想外に良かったです。5D Mark3との価格差が10万円以上もあり、そもそもの期待値が低かったことが功を奏した感は否めませんが、11点ある測距点のうち中央のAFは極めて優秀だし、その他の測距点もなかなかどうして使い勝手はわるくありません。サブ電子ダイヤルと一体化したマルチコントローラーは少々使いづらかったですが、慣れればテクニックでカバーできそうですし、そもそも動画のライブビュー撮影では関係のない話です。

さらに言えば、61点で「領域拡大AF」や「ゾーンAF」を使いたい時は1DXを使うので、静止画撮影のために5D Mark3を選ぶ必要はありません。そういう意味も含めて、主目的である「軽快な動画撮影+時々は写真も」という要求に丁度良いバランスで叶えてくれるのは6Dであると感じました。

あと意外なことに握り心地も6Dの方が良かったです。1DXに比べれば両機ともに小型軽量なわけですが、その小ささ具合は6Dの方が丁度良く、グリップを握った感覚に違和感がありませんでした。私の手のサイズだと両機とも右手の小指が遊んでしまい、底面にくっつける感じでホールドすることになりますが、グリップの形状(高さ?)が私に合っているようで、6Dの方がシックリきました。

結局どうするの?

EOS 6D、購入決定です。というか今ヤフオクで新品を落札しちゃいました(※普通のショップよりも7000円ぐらい安く買えました→レビューはこちら)。

 

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